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腐植は地力の源

1. 腐植物質のパワー

ウクライナに「チェルノーゼム」とよばれる地帯があります。世界で最も生産力のある農耕地と言われ、実際にこの地は小麦の収穫量から世界3大穀倉地帯となっています。
この生産力の秘密は土にあります。ここの土は真っ黒な色をしていますが、この黒い色の正体こそが「腐植物質」なのです。世界ではすでに「腐植物質=土のポテンシャル(地力)」は常識となっています。

腐植物質のパワー

自然界には腐植物質の供給サイクルがあり、土の中には当然多かれ少なかれ腐植物質が含まれます。地球に誕生して以来これまで何億年もの間、植物は(動物も含めてすべての生き物も)ずっと腐植物質とともに生きてきました。それは、周りにある腐植物質をうまく利用することでこれまで進化してきたとも言えるのです。

2. 腐植物質はどうやってできるの?

腐植物質は、枯れた樹木や草、落ち葉、動物の排泄物や遺骸などの有機物から変化してできる物質です。化学品のように合成で作ることはできません。
その生成過程はとても複雑です。有機物のほとんどは微生物や菌が分解して、最終的に二酸化炭素など無機物となって放出されます。一部の分解されずに残った有機物がさらなる化学的な作用を受けて、重合・縮合・再分解し、腐植が出来上がると言われています。
この過程にはとても長い年月がかかり、自然の森林では積もった有機物から1mmの腐植層ができるまで1年とも10年とも言われています。

腐植物質はどうやってできるの
腐植物質の成り立ち

3. いま注目のフルボ酸とは?

腐植物質とフルボ酸
腐植物質は実はさまざまな化合物の複合体で、一般的には化学的な性質によっていくつかに分類されます。
その中で代表的なものはフミン酸とフルボ酸と呼ばれる成分です。
その分離には科学的に決まった手順がありますが、簡単に言うと腐植物質の中でアルカリ性の液体に溶けるものが「フミン酸」、中性の液体(一般的な水)に溶けるものが「フルボ酸」ということになります。

いま注目のフルボ酸とは
腐植物質の分類

フミン酸は黒い色をしていて、これが腐植物質の黒い色となっています。それに対してフルボ酸は明るい色で、濃度によって褐色からオレンジ色・黄色のよう色味をしています。この黄色がフルボ酸に特徴的な色です。“フルボ酸”と謳っているもので無色だったり黒い色をしているものは、フルボ酸の濃度が低いか他の成分が多く混ざっているということです。

いま注目のフルボ酸とは

フルボ酸が海を育てる
フルボ酸が海を育てる 腐植物質の中でもフルボ酸は水に溶けやすい性質を持っています。そのため自然界の山や森で作られたフルボ酸は雨水に乗って川を降り、やがて海へと流れ出ます。
「森が海を豊かにする」と言われるとおり、最近の研究では森から海に運ばれたフルボ酸が、海の植物プランクトンが育つのに必要不可欠なミネラルを供給することで、食物連鎖の形成に深く関与していると考えられています。
このようにフルボ酸は、陸の生き物だけでなく海の生態系も支える地球規模の循環物質であることが明らかになってきています。

フルボ酸が海を育てる

4. 土の貯金が底をつく?

農業は、農地で育った作物を収穫して外へ持ち出してしまうため、そのままではほとんど土に腐植物質が供給されません。腐植の収支はマイナス、土から腐植物質がどんどんと失われていく状態です。
作付けを行うたび次第に土壌と植物の健康は損なわれ、収量が上がらない、病気が多発するなどの問題が出てきます。
腐植を補わないまま、栽培を続けることは、土壌と植物にとって大切な貯金を取り崩しているようなものです。

5. 天然腐植物質で今すぐ地力の補給を

健康に対する意識の高まりとともに、農薬の使用について問題視されることが多くなっています。しかし農薬の使用が問題であるかどうかよりも、そうしなければ収穫できないような不健康な土で育った不健康な野菜を口にすることが大きな問題ではないでしょうか。

一度失われた土壌の力「地力」を取り戻すことは困難です。
前出のとおり、有機物が土の中で有効な腐植になるまでには気の遠くなるような年月が必要です。
堆肥を一度に大量に入れると土のバランスを壊してしまいます。土づくり○十年と言われるように、毎年堆肥を繰り返し入れ続けることでしか地力を維持できませんでした。

衰えた農地のために今すぐできること。アルバータから採掘された高濃度な天然腐植物質は短時間に地力を高めることのできる、大変有効な選択肢であると言えます。
次のような農場への施用をお勧めします。

・病害がひどく、収穫が安定しない
・連作しているが、年々収量が低下している
・農薬や消毒剤に頼らない農業がしたい
・健康で美味しい生産物をつくりたい