2011年8月アーカイブ

牛肉の安全性

 ~放射能セシウム汚染牛肉廃棄処分から考えさせられること~
    (ホルモン使用の輸入肉の怖さ)

 

「いままで安全性に問題あったから食べなかった輸入牛肉を、国産の牛肉
より危険が少ないと思うから買うのよ」
「放射能汚染と聞いただけで、子供には絶対食べさせられないでしょう」
「牛肉だけでなく、東北や関東のお米や野菜など大丈夫なのかしら?」

こんな話がお母さんたちの口から、かわるがわる飛び出します。

心なしかスーパーマーケットの食肉売り場の牛肉陳列の比率が、輸入肉が多くなったようにも思えるほど、放射能セシウム汚染牛肉のショックは大きかったです。

その要因が、直接肉牛が放射能に被曝したのではなく、放射能セシウムに汚染した稲わらを食べて、そのセシウムが肉の中に残留し、その数値が1キログラム中に、高いもので3200ベクレル以上検出されたことにより問題化したものです。

これらの数値は生体では検出することができず、屠殺解体し肉片になってはじめて計測可能になるだけに、汚染稲わらを食べたと思われる全ての牛は、全頭検査の処置へと発展しました。

以前、狂牛病(BSE)騒動のとき全頭検査の処置をしましたが、今回は汚染が疑われるものだけと言うことですが、それが飼料として稲わらが流通した範囲が14都府県にまたがりますから大変です。

稲わらを牛に食べさせるのは今に始まったことではなく、大昔から牛は稲わらや牧草、雑草などを食べて、肉や乳を作ってきまました。

また肉牛は美味しい霜降り肉を作るため、16ヶ月以降に稲わらを食べさせることが管理上大切で、特別今回だけ稲わらを食べさせたわけではなく、通常の作業でした。

ところが3月11日突発的に起った原発爆発事故で、飛び散った放射能セシウムが東北各県に飛来降下し、田んぼに干してあった稲わらを汚染させてしまいました。

しかし、稲わら農家も回収業者も販売業者も、はたまた肉牛生産者も、放射能に汚染されていることなど露にも知らないので、なんの罪にもなりません。

それより流通や生産、消費に支障をきたした損害のほうが計り知れません。

すなわち全て放射能の犠牲者たちです。

そのうえ「日本産の牛肉は危ないから食べない」と日本在住の同国人からそっぽを向かれては、丹精込め1頭1頭、手塩にかけて育てた高級黒毛和牛生産者は、廃棄処分になった肉の塊をまえに、やりきれない気持ちでしょう。

稲わらと一緒に入った放射能セシウムは、どういうわけか筋肉内に多く残留し、細胞の中に集中します。

それで牛肉にセシウムが検出されてしまうのです。

さてその数量の暫定基準が、500ベクレル以上が廃棄処分される根拠は何故なのかの疑問が残ります。

遠くは核開発の歴史から説き起こさなくてはいけませんが、簡単に言うとチェルノブイリ事故以降、国際原子力機関(IAEA)国際放射線防護委員会(ICRP)が一定の放射能汚染に対する指針を出し、それにしたがって各国がそれぞれの事情を踏まえて基準を出しています。

わが国でも「暫定基準値」と言う言葉があるくらい、正式に決定したものでなく、今回の基準も3月11日以降、東電原発事故の放射能濃度と拡散を踏まえ、食品安全委員会が数値を取りまとめ、厚生労働省、農林水産省がそれを持って指針としたものです。

人体に被曝する放射線をシーベルトといい、物体に被曝したものをベクレルと表示することは前にも話しましたが、人体の健康に及ぼすと思われる数値が、年間5ミリシーベルトと以下と想定し、牛肉の放射線セシウム汚染が肉1キロあたり500ベクレルとなったようです。

ちなみに水は300ベクレル、野菜や米も300ベクレルとといいます。
(もしかしたら間違いかもしれません)

ただし放射線研究の学者間でも、この暫定値にはいろいろ意見の違いがあり、「500ミリベクレルの牛肉を、1キログラム毎日63日間食べ続けた場合、5ミリシーベルトになるので、実際問題として1キロの肉を毎日食べることはありえない」との意見もあります。

短時間ですがレントゲンⅩ線の腰椎検査でも3ミリシーベルトですし、CTスキャンの頭部検査は46ミリシーベルト、放射線透視をするCTですから、当然被曝することには変わりありません。

がん患者の放射線治療の場合、がん細胞に与える放射線量は瞬間ですが2000シーベルトに達することもあるそうです。

もっともこれは放射線のリスクとがん細胞増殖の抑制の効果と、はかりにかけ患者の了解を得て行うものです。

こんな例を出すと、放射能汚染は怖いものではないと聞こえるかもしれませんが、放射能に汚染しないに越したことはありませんし、目には見えなく、いつ被曝したか分からない、透明な危険分子の放射のですから、食べた食品が体の内部で放射線を出し続けていても、自覚症状のない化け物です。

さらに同じ被曝量でも影響を受ける人と、まったく耐過してしまう人と、さまざまです。

しかしそうは言うもの、人によれば牛肉の500ベクレルでも高すぎる、どこに危険の芽があるかもしれない、もっと低くすべきとの意見もあります。

実際これらの数字は国によって違いますし、核実験ばかりしたアメリカは1360ベクレルと聞きましたし、一方チェルノブイリの悲劇を味わった、ウクライナ、ベラルーシーなどは150とも言います。

ちなみに原発事故の起るまでの、日本に入る食品の基準値は350ベクレル以下で、現在でもそれは守られています。

「放射能汚染の牛肉も心配でしょうが、台湾は豚肉から筋肉増加ホルモンが検出され困ります」

7月終りの台湾での話です。

牛肉や豚肉、または一般食品に使われた危険物質は、いつも問題になりますが、今回発見されたのは、ステロイド系のアドレナリン受容体刺激剤で、本来は喘息患者や肺機能の慢性閉塞疾患などに使われるもので、副作用として脂肪燃焼、骨格筋増強などの効果があり、豚の筋肉すなわち産肉効率が高まるため餌に混ぜられたようです。

薬品名はサルブタモールと言い、タンパク質の合成促進をするタンパク質同化ホルモンですから問題で、台湾では許可されていませんし、当然日本でも畜産用には許可されてません。

これと同質の筋肉成長剤のラクトぺミン、クレンブテロールなどの使用が以前台湾でありましたが、2006年以後禁止されています。

同じ時期中国の広州、上海などで、これを使用した豚肉を食べ、死亡も含め数百人の中毒患者が発生,大騒動になったことがあります。

こんな危険な成長促進剤は、アメリカやオーストラリア、カナダでは今でも許可になっていて、台湾へもこれらの薬品が残留した牛肉が輸入されたので、先般訪問時に話題となっていたのです。

「放射能汚染の牛肉を食べても、すぐに問題が起きませんし、肉1キロ500ベクレルとしても、一回に1キロ食べる人はいないでしょうが、豚肉のホルモン剤はすぐに食べた人間に影響します」

「畜産の生産性向上を目的に、化学物質を沢山使う習慣は怖いです、ことにアメリカ、オーストラリアの牛肉は、肥育効率と肉質改善目的で、エストラゲン(卵胞ホルモン)ブロゲステロン(黄体ホルモン)や、筋肉増加目的のアンドロゲン(男性ホルモン)など常時使用されてます」

「こんな肉を食べ牛乳を飲んでいるアメリカの女性の性成熟は、非常に早くなっていますし、また乳房の発達もホルスタインのよう著しくなっている」

「いやこれはアメリカだけの問題でなく、日本でも同じ傾向です。
女性の初潮は早くなっているし,乳房の大きさもここ20年ぐらいで大きく変わってきています。聞くところによると、陰毛の生え方も早く、問題は膣がん、子宮ガン、乳がんなどの発病も早く多くなってるようです。逆に若い男性は草食系が目立ち、女性化しインポテンツも多く、ヒゲも薄く肥満も増えてます。これなど牛肉や牛乳のホルモンの影響だと思います」

「放射能汚染よりそのほうが怖いですが、放射能は何十年後になって、致命的な病気の発生があるかもしれない恐怖があるので、困ります、だだ人間の内部被曝は抗酸化力の強い食べ物や、サプリメントを常用すると、細胞の酸化をある程度防げますが、牛肉から来るホルモンは、知らない間に人間の生理に歪を与えるから怖いです」

「そうです、確かに放射能より、垂れ流し状態の牛肉へのホルモン使用のほうが問題だと思いますよ、しかし放射能汚染の牛肉のイメージのほうが、消費者には強烈なのでしょう、日本産の畜産物、農産物、水産物の試練がこれから当分続くことを、日本人は覚悟しなくてはいけないかもしれません。ただし断っておきますが、日本の牛肉、豚肉には一切ホルモンは使われていません。放射能の心配はありますがホルモンの心配はありません」

「台湾も今は禁止です。畜産の利益のため国民を犠牲にできませんから。ところで内部被曝の結果が分かるのは遠い将来、その心配で食べるものも食べられないストレスのほうが、今日現在の健康に与える影響のほうが大きいですよ」

「その通りですね」

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